2009年11月16日
たこまんの地域戦略

株式会社多古満。
創業が1953年、
県西部の菊川市の旧小笠町に始まり、
1977年に法人化、
現在、直営16店、FC1店、
ケーキや甘味処など3店を展開し、
売上24億4千万円(20.6)、
従業員350人という会社に成長しています。
遠州では「たこまん」というと、
誰もが知っています。
そんな会社ですが、
店舗の展開を見るとあることに気付きます。
大井川を越えて東には出ていないのです。
菊川市というのは、
静岡市と浜松市の中間より少し浜松寄り。
だから、静岡市には出店せず、
西の天竜川を越えて浜松市内に出ているのは、
不思議ではありません。
しかし、菊川市から天竜川までよりも、
大井川までの方がはるかに近いのです。
JRでいうと、菊川の次が金谷で、
その次の島田との間に大井川があります。
東名では、菊川ICの2つ先の吉田ICのすぐ東に
大井川があります。
しかし、この大井川を越えていません。
吉田ICのすぐ北に島田初倉店があります。
また、吉田ICから南に寄った牧之原市にも
写真の榛原店があります。
これらが、静岡市から最も近い店舗。
大井川はもともと遠州と駿州の境界。
つまり、遠州から一歩も出ていないのですね。
普通なら、大井川の東には、
藤枝や焼津といった10万都市がありますから、
進出してもおかしくありません。
その先には静岡市がありますしね。
なぜ大井川を越さないのか?
そこを考えていくと、
経営戦略について理解が深まります。
ちょっと考えてみませんか?
(コメントに書いてみてください)
Posted by エヴァンジェリスト at 17:03 | Comments(2) | 経営雑感
この記事へのコメント
こちらには、
金多゛留満(きんだるま)というお菓子屋さんがあります
高山植物の はまなし を使ったゼリーは、美味しいです
遠州と 駿州には、
微妙な味の違いがあり、大井川を越えなかった…
のかなぁ?
金多゛留満(きんだるま)というお菓子屋さんがあります

高山植物の はまなし を使ったゼリーは、美味しいです

遠州と 駿州には、
微妙な味の違いがあり、大井川を越えなかった…
のかなぁ?
Posted by さち!! at 2009年11月17日 15:22
さち!!さん
そのゼリーは一度食べてみたいですね!
遠州と駿州とは、味は大して違わないと思います。
静岡市のひとにも「たこまん」の菓子は好評ですから。
あえて大井川を渡らない戦略を取ってるんですね。
島田初倉店なんて、
中心部が大井川の東にある島田市で、
いやらしく西の初倉地区に出店してるんですから!
そのゼリーは一度食べてみたいですね!
遠州と駿州とは、味は大して違わないと思います。
静岡市のひとにも「たこまん」の菓子は好評ですから。
あえて大井川を渡らない戦略を取ってるんですね。
島田初倉店なんて、
中心部が大井川の東にある島田市で、
いやらしく西の初倉地区に出店してるんですから!
Posted by エヴァンジェリスト
at 2009年11月17日 18:52
