2009年11月11日
「たくさん解法を知っている人」と「論理的な人」

今日はちょっと数学の話を。
といってもいきなり問題を出して・・・
なんてことではありませんし、
いきなり式を展開したりもしませんので、
ご安心ください。
いま読んでいる新井紀子著「数学は言葉」
という本に書かれている話のことを
ちょっと取り上げたいと思います。
数学というと、定義があって、証明があって、
というスタイルが思い浮かびます。
しかし、数学がそのようなスタイルになったのは、
ユークリッド(エウクレイデス)の
「原論」からとのこと。
ユークリッドは名前ぐらいは
聞いたことがあるのではないでしょうか。
古代ギリシャの数学者で、
ユークリッド幾何学に名を残してますよね。
では、「原論」以前の数学書は、
いったいどうなってたかというと。
使う言葉の定義も何もなく、
ただ問題とその解法が載っているという、
まるで受験問題集のようなものだったそうです。
参考書なしの問題集だけ。
つまり、いかに問題を解くかよりも、
どれだけたくさんの問題と解法を知っているかが、
重要とされていたのですね。
でも、ここで重要なことが書かれてました。
『「たくさん解法を知っている人」は
「論理的な人」にいつかは追い越されてしまいます。』
そうなんですよね。
すぐ使えるものは、ただそれだけのもの。
しかし、論理的に考えられれば、
あるところから飛躍的に深まっていきます。
それまでの様々な役立つものを
一挙に飛び越えてしまうのです。
昨今の経営に関する「知識」のあり方を考えると
まさに「原論」前夜ともいうべき状況のように思います。
その「原論」に相当するものを
きちんとつかんだ社長がやがて勝ちます。
それは、規模の大小に関係ありません。
経営の「原論」、知りたくありませんか?
(画像:フリー素材屋Hoshino)
Posted by エヴァンジェリスト at 20:12 | Comments(2) | 経営を考える
この記事へのコメント
何か変じゃないですか?昨日異様にカウントがあがって…。伝道師さんのところもそうですよね。
Posted by ベンホープ
at 2009年11月12日 09:45

ベンホープさん
ランキングを見ると、
誰のところに異常アクセスがあったのか、
何となく分かりますよね。
急に上位に出て3日で消えるのは間違いなくそうです!
他にもいろいろなブログで書いてますが、
異常アクセスは、だいたい1ヶ月か2ヶ月に1回ぐらい起きますね。
eしずおかブログでは、休止中なのに3000以上になった日も!
ランキングを見ると、
誰のところに異常アクセスがあったのか、
何となく分かりますよね。
急に上位に出て3日で消えるのは間違いなくそうです!
他にもいろいろなブログで書いてますが、
異常アクセスは、だいたい1ヶ月か2ヶ月に1回ぐらい起きますね。
eしずおかブログでは、休止中なのに3000以上になった日も!
Posted by エヴァンジェリスト
at 2009年11月12日 11:02
